当事者 になったら

地球の裏側で事件とか戦争とか起こっていてたとえばTVとかでは目の当たりにしていてもそれで心を痛めたりしたとしてもそれはやっぱ他人事なんだと思う。
今やってる講座である報道カメラマンの話を聞くことが出来たのでいろいろ感じたわけです。彼は先日のイランでの戦争の現場をあっち行ったりこっち行ったり砲弾のなかを逃げたりしてたわけなんだけど今までの経験等もあって大きな負傷はすることなく写真を撮って送っていたらしい。でもフセイン像が倒される前日に自分ら報道陣が泊まるホテルが誤爆され国は違えど同じ報道の人の死とその爆破してる部屋の惨状を見て初めて「当事者」だと感じたと言う。そして瞬間的なものになってしまうが後日の終戦を心から安心した気持ちで迎えたという。
自分は戦場を知らないしカメラマンになりたいわけじゃないけどこの気持ちは体験したから感じる気持ち…むしろ証言で心を動かすものだったんだ。

それと約10年前のペルーの日本人を人質にとった事件。当時まだニュース等を見てもいまいちわからなかった。その裏側も彼は語ってくれた。どこまで書いていいのかわかんないけど いざ潜入した敵地ではわりと普通に迎えられたり、わりと年の若いコらが家族を助けるお金欲しさに参加してたりと一般の目には映らないトコを。でも事件はあんな形の強制潜入で終わってしまう。必然なんだとは思うけど当然って思ってしまうのがこわい。
あと、今はデジカメの映像をすぐ送れるけど当事はフィルムを持ち出すのがかなり困難。…で使った手が想像つくでしょか?…男ならもってるかな?のアレです。